しおのポケモン考察記

ポケモンの構築記事や単体考察を載せてます。

最終11位のポケモン廃人が教える「努力値調整」

こんにちは。しおです。

最近はよくポケモンの単体考察を記事にまとめているのですが、考察の際にはたいてい努力値調整を行なっています。しかし、努力値調整は、慣れていないと難しい行為だと思います。

そこで、参考になればと思い、ポケモン努力値調整を行う際に意識することをまとめてみました!

優先度が高い順に並べていきます!

 

① 仮想敵を設定する

ポケモン努力値調整をする際は、1匹ないしは複数の仮想敵を設定し、そのポケモンたちに合わせた調整を施すことが基本になります。

仮想敵の選定ポイントは、

これらを意識すると良いでしょう。

使用率の高いポケモンを仮想敵にすれば、その調整の活きる場面が多くなり、調整する価値が大きいと言えます。現環境ではパッチラゴンやアシレーヌ、ウーラオスなどを意識するのが良いでしょう。

有利を取れるポケモンは、この記事のヒポポタスの調整が良い例です。

shio-poke.hatenablog.com

読んでいただければ分かりますが、ヒポポタスが有利を取れるパッチラゴンを意識した調整を施しています。これにより、有利な相手に確実な役割遂行を果たせるというわけです。

調整を施すことで有利不利が変わるポケモンの例は、この記事のウーラオスの調整が良い例です。

shio-poke.hatenablog.com

弱点保険型のウーラオスが本来苦手とするパッチラゴンを意識した絶妙な火力・耐久・素早さ調整を施すことで、有利不利関係を逆転させています。

 

また、厳しすぎる仮想敵の設定をしても悲劇が起きます。この記事のサザンドラが良い例です。

shio-poke.hatenablog.com

サザンドラが極めて苦手とするアシレーヌを倒そうとした結果、大半の型のアシレーヌにも勝てず汎用性もない弱いサザンドラが誕生してしまいました。

 

しかし、仮想敵を意識しすぎて汎用性を落としてしまうのももったいないです。ですから、仮想敵の数はあまり増やさず、ほどほどに意識することをオススメします。

 

② 素早さ調整をする

ポケモンにおいて、先手を取れるかどうかによって有利不利が大きく変わるため、行動順番を定める素早さが最も重要なファクターになります。そのため、努力値調整する際にはまず素早さラインの設定から始めましょう。

素早さラインは仮想敵に合わせるか、激戦区を意識するのが良いでしょう。「こだわりスカーフ込み」や「素早さランク+1」を前提に調整するのも重要です。

素早さの激戦区は環境によって変わってくるので、実際に潜ることで把握すると良いです。激戦区を意識した調整は、前期構築のアッキミミッキュが良い例です。

shio-poke.hatenablog.com

この構築のアッキミミッキュは、素早さを準速ゴリランダー抜きの138まで伸ばしています。ここまで伸ばした1番の要因は、アッキミミッキュミラーを制するためです。潜った経験則から前期は準速パッチラゴン抜きの128近辺が激戦区だと睨んでいたので、そこから138まで大きく伸ばすことで、アッキミミッキュミラーで確実に勝てるようにしました。

 

「素早さを制する者はポケモンを制す」をモットーに、素早さ調整を真っ先に行うことを勧めます。

 

③ 火力・耐久調整を行う

耐久調整の基本は、HPに努力値を振ることです。HPに振れば、物理・特殊の両方の耐久値が上がるので基本的には効率が良いです。ただし、ハピナスなどの極端にHPが高いポケモンは、HPに振るより防御と特防に振り分けた方が耐久値が上がりやすいです。

HP=防御+特防

というステータスを意識して調整を行うと良いでしょう。(ただしよっぽどHPが高くない限り、HP最優先で良いと思います)

HPは、定数ダメージ・回復量の効率を意識した値にするのが基本です。

  • 16n-1:定数ダメージ最小
  • 10n-1:命の珠の被ダメージ最小
  • 16n:食べ残しの回復量最大

また弱点を突かれた際の被ダメージは偶数になるため、HPは奇数にした方が効率が良いと言われています。

まずHPの値を設定した後、仮想敵に合わせて防御・特防の数値を設定します。

努力値には限りがあるので、耐久調整と同時に火力調整も行わなければなりません。この兼ね合いが非常に難しく、無限の選択肢があります。

そこで、「性格補正を掛けるステータス値を11nにする」ことを意識すると、一つの判断基準になるのでオススメです。性格補正は切り捨ての関係上、11nが最も効率が良いので覚えておくと良いでしょう。また、性格補正は最も高いステータスに掛けるのが最も効率的です。

 

長々と書きましたがいかがだったでしょうか?

今回の記事を読んで、ポケモン努力値調整に興味を持った方がいらっしゃると嬉しいです!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

最終11位の構築記事:スカーフエアスラ運ゲスタン

関連記事:

弱点保険ウーラオスの初手ダイマは絶対強い

ヒポポタスの調整を真面目に考えてみた

前回記事:ポケモンができないときにポケモン廃人がすること

ポケモンができないときにポケモン廃人がすること

こんにちは。しおです。

ブログやツイッターなどでもちょくちょく言っているのですが、今Switchを修理に出していてポケモンができない状況にあります。

そんな中、ポケモン廃人である自分が何をしているのか紹介していきたいと思います!

 

ポケモンの構築を無限に考察し続ける

ポケモンできないときくらい少しは他のことを考えろと思われそうですが、そんなことはできませんでした。毎日ポケモンの考察をしては記事を投稿するといったサイクルを繰り返しています。

Switchが戻ってきたときに備え、使いたい構築を5個くらいストックしておきたいですね。

 

ポケモンのランクバトル環境を調査する

YouTubeなどで他人の配信を見ることで、自ら対戦せずともポケモンの環境を把握することができます。動画を見ながら、どんなポケモン・パーティが今流行っているのか、常にアンテナを張って調査しています。

ちなみにYouTuberの「◯◯が強い!」は基本信用していないので、主に見ているのは対戦相手のパーティです(笑)

 

③ 友達にSwitchを借りようとする

我慢できなくなって友達にSwitchを貸してくれないか聞きました。断られました。

 

ここまで書いて気づいたのですが、ポケモンができないにも関わらず、常にポケモンのことしか考えてません(笑)

失って初めて、自分がポケモンというコンテンツを如何に愛しているかを痛感することができました。

このレベルの廃人になるともう後に引けなくないので、皆さんはほどほどに楽しむようにして欲しいと思います!

 

前回記事:弱点保険ウーラオスの初手ダイマは絶対強い

最終11位の構築記事:スカーフエアスラ運ゲスタン

【単体考察4】弱点保険ウーラオスの初手ダイマは絶対強い【ポケモン育成論】

こんにちは、しおです。

今回はめちゃくちゃ強そうなウーラオスを考えてきたので、共有したいと思います!

 

連撃ウーラオス

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持ち物:じゃくてんほけん

特性:ふかしのこぶし

性格:いじっぱり

努力値:236-76-12-0-4-180

実数値:205-176-122-x-81-140

技構成:すいりゅうれんだ・インファイトあなをほる・アクロバット

調整意図

H-B:DM中A152パッチラゴンの先制電撃くちばしを81.3%で耐える

H-D:DM中D+1でC195アシレーヌムーンフォース2耐え(目安)

A:11n、ダイジェット+A+2ダイアースで無振りDMパッチラゴン確定

S:最速パッチラゴン抜き

現環境に合った調整や技構成の弱点保険ウーラオスを考案した。

ここまで耐久に振ったウーラオスダイアースを仕込むことで、パッチラゴンやアシレーヌへの有利不利関係が逆転する。

パッチラゴンにはダイジェット、アシレーヌにはダイアースから入ることで、基本的に打ち勝つことができる。

アシレーヌ等に刺さる雷パンチも使い勝手は良いが、ダイジェットにより抜き性能を上げられるアクロバットの方が優先度は高いため今回は採用を見送った。アシレーヌvsウーラオス対面でアシレーヌ側にダイマックスを切られなければ雷パンチがなくても勝てるので、必要ないと思う。

このウーラオスは初手DM適正が非常に高いので、初手DM構築に組み込むのが望ましいだろう。

 

今回はなかなか良い配分のウーラオスが考案できたのではないかと思います。以前に考察したラビフットを裏に添えるのも相性が良いと思うので、ぜひ参考にしてみてください!

 

前回記事:タスキラビフットを軸にした選出について考える

最終11位の構築記事:スカーフエアスラ運ゲスタン

【ポケモン】タスキラビフットを軸にした選出について考える【構築考察】

こんばんは、しおです。

今まではパーティ構築を考えるとき、スマホのメモ帳などに書いていたのですが、ブログに残した方が後から見返しやすいのもあり、今後はこういった構築考察の記事も書いていきたいと思います!

昨日はタスキ型ラビフットについて考察したのですが、ご覧いただけましたでしょうか?

タスキラビフット、実は強い

本日は、このラビフットに可能性を感じたので、相性の良い補完ポケモンを考察し、ラビフットを入れた基本選出について考えていきます。

 

選出の基本型

タスキラビフットは後出しが困難でありサイクル加入が難しいため、、サイクルを回さず1対1でのタイマン勝負を基本にした「対面構築」に組み込むのがベストである。

また、このラビフットにダイマックスを切ることは考えられないため、基本選出の補完枠には強力なダイマックスエースを入れる。

さらに、このラビフットは対面で勝てる相手が多いため出し負けが少ないため、初手性能が非常に高いため、初手出しを基本にし、

ラビフット+相手のDMへの切り返し枠+詰めのDM枠

という形の選出が望ましく、それを軸に考える。

S9の構築の基本選出がこのような形になっているため、これも参考に考えてみた。

 

ラビフット

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持ち物:きあいのタスキ

特性:リベロ

性格:いじっぱり

努力値:4-252-0-0-0-252

実数値:141-151-80-x-80-146

技構成:とびひざげり・ダストシュート・ふいうち・カウンター

調整意図

AS火力特化

昨日考察したタスキラビフット。

この技構成でタスキを持つことで、現環境の多くの相手に対面で打ち勝つことができる。

初手で相手の一体を持っていくか、DMターンを2ターン稼いで削りを入れつつ裏に繋ぐ役割を果たしてもらう。

 

切り返し枠

ラビフットにDMを切られた場合の切り返しとして、あくびを入れることが簡単である。しかし、あくびはダイサンダーやダイフェアリーにより回避できるため、そのうちの片方を抑止できる地面タイプが望ましい。また、ラビフットが相手のゲンガーや水うーラオスに一方的に弱いため、これらに強く、できれば後出し可能であることが望ましい。

これらの条件全てを満たす神ポケモンを探していたところ、なんと見つかったのだ。

トリトドン

持ち物:たべのこし

特性:よびみず

性格:ずぶとい

努力値:180-0-252-0-76-0

実数値:209-x-132-112-112-59

技構成:だいちのちから・れいとうビーム・あくび・まもる

調整意図

H:16n+1(残飯効率最大)

B:A182ウーラオスインファイト2耐え

D:余り

トリトドンは地面タイプであくびを覚え、ゲンガーやウーラオスの技は基本2耐えできるので後出しが効く。また、このポケモンを見せておけば初手のラビフットvs水ウーラオス対面で安易な水流連打を抑制できるかもしれない。

攻撃技は水技の採用もありなので、回しながらカスタマイズしていくのが良いだろう。

 

詰めのDM枠

トリトドンのあくびで起点を作ることができそうなため、積み技持ちのポケモンが良い。また、裏まで倒し切るためにSを上げられるダイジェットを覚え、タスキカウンターで止まらない特殊アタッカーが望ましい。(トゲキッス使いたい・・・)

スピンロトム

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持ち物:するどいくちばし

特性:ふゆう

性格:ひかえめ

努力値:140-0-4-252-4-108

実数値:143-x-128-172-128-120

技構成:エアスラッシュライジングボルト・あくのはどう・わるだくみ

調整意図

H:16n-1

C:特化

S:+1で最速110族抜き

 

トゲキッスが使えない今、特殊の積みエースはスピンロトムが強いと思う。

ダイジェットの火力を底上げできる鋭い嘴が強いと思うが、眠り耐性のラムも悪くないと思う。

ロトムはHに振るとかなり耐久が伸びるので、CSではなくSを抑えめにしてHにも努力値を回すのが良い。

 

今回はラビフット入りの基本選出について考えました。裏の3体をどうするかは、実際に使いながら試行錯誤していくのが良いです。

今はSwitchを修理に出していてポケモンができないので、机上論での考察ばかりになってしまいますが、戻ってきたらこの並びを使ってみたいと思います。

 

【単体考察3】タスキラビフット、実は強い【ポケモン育成論】

こんにちは、しおです。

今回は、エースバーンが使えないシリーズ6のルールでラビフットが意外とやれるんじゃないかと思ったので、考察してみたいと思います!

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ラビフットとエースバーンの違い

種族値

ラビフット:65-86-60-55-60-94

エースバーン:80-116-75-65-75-119

進化前なので当然だが、全ての数値で負けている。

しかし、特性リベロに加えてAもSもそれなりに高いので、可能性を感じさせてくれる。

 

エースバーンが覚えてラビフットが覚えない有用そうな技は以下。

物理技:かえんボール・アイアンヘッドしねんのずつき

特殊技:はかいこうせんシャドーボール・ねっさのだいち

エースバーンとCが10しか違わないため、特殊型ならいけそうに見えなくもないが、正直言って破壊光線がないのは厳しいと思う。両刀も数値が足りないので無理。

逆に物理技は、フレドラ・膝・不意打ち・飛び跳ねるあたりはしっかり覚えるので、エースバーンにもそこまで劣っていない。

 

持ち物の検討

しんかのきせき

進化前という条件を活かせるこの道具は、まず持たせたくなるだろう。

無振り輝石ラビフットの耐久指数:16800

無振りエースバーンの耐久指数14725

このように、輝石を持たせることでエースバーンより微妙に高いくらいの耐久値を確保できる。しかし、持ち物が固定される上、火力は珠エースバーンの0.63倍しか出ない。また、今シーズンはパッチラゴンやアシレーヌが多いので、このポケモンダイマックスさせるのは通りが悪く、もったいないと思う。

 

いのちのたま

ダイマックス型なら恐らく珠が1番強いだろう。

とはいえエースバーンの完全劣化であり、ダイマックスしても弱点を突かれたら即死するくらいの紙耐久だ。また、環境に多いパッチラゴンやアシレーヌ、ウーラオスに対面で不利なため、動きづらいと思う。

 

きあいのタスキ

タスキ型ならエースバーンにも劣らぬポテンシャルを発揮できると考えている。

強いと考える1番の要因は、カウンターを覚えることである。カウンター+A特化不意打ちでDMパッチラゴンを落とせるので、相手依存にはなるが対面でパッチラゴンに有利を取ることができる。

また、このラビフットというポケモン、意外なことにダストシュートを覚えるのだ。H振りアシレーヌくらいならワンパンできるので、アシレーヌにも有利を取れる。

さらに、先制技の不意打ちもあるので、多くの相手に対面で打ち勝つことができる。

 

このような強みを踏まえ、以降の考察は持ち物タスキ前提で行う。

 

技構成・努力値

とびひざげり・ダストシュート・ふいうち・カウンター

正直これで完結されてると思う。

とびひざげり:高威力広範囲のメインウェポン

ダストシュート:膝と不意打ちの通らないフェアリーへの高火力打点

ふいうち:タスキと相性の良い高火力先制技

カウンター:タスキカウンターは強い

また、準速でも最速パッチラゴン+7もあり、最速で抜きたい相手も特に思い浮かばないので、努力値はいじっぱりASぶっぱで良い。

 

使用率上位から対面させてみた

VSパッチラゴン:タスキカウンターで勝てる、DMされてもカウンター+不意打ちで勝ち

VSアシレーヌ:HBでなければダスト当てれば落とせるしHBでも2回殴れるので勝ち

VS水ウーラオス:水流連打で負け

VSリザードン:DMされなければダスト+不意打ちで勝ち、DMされても2ターン稼げる

VS悪ウーラオス:膝で確1だが、タスキ同士なら上を取られるので負け

VSナットレイ:相手の行動次第、さすがに引いてくれる気がするが、突っ張られるときつい

VSドサイドン:膝で基本確2取れるのでDMされなければ勝ち、弱保でダイロックされるときつい

VSサザンドラ:膝で確1、蜻蛉からギルガルドがめんどいのでサザンガルドには出さないほうが良さげ

VSヒートロトム:型次第すぎてわからない、膝が結構入るからたぶん有利

VSカビゴン:HBフィラでも膝確2なので勝てる、あくびとか守るあるとめんどい

 

とりあえず10位までとの対面について考えてみたが、勝てそうな相手も多かった。

ダイマックスを切られるとさすがに厳しいが、ラビフットごときにダイマ切らせてタスキを盾に2ターン稼げてる時点で勝ち展開になりそうな気もする。

 

結論

ラビフットは意外と強いかもしれない!

 

ここまで読んでくださりありがとうございます!

まだ考察しただけなので、実際に使ってみて今度使用感を書きたいと思います!

S8使用構築のエースバーンと似たような動きができそうなので、これをアレンジして構築組んでみます。

また、次回記事でこのラビフットと相性の良さそうな並びを考えたため、ぜひそちらもご覧ください!

 

前回記事:ポケモンカフェに行った話

次回記事:ラビフットを軸にした選出について考える

【ポケモン単体考察2】ヒポポタスの調整を真面目に考えてみた

ポケモン剣盾のシリーズ6では、カバルドンが使用禁止ということで進化前のヒポポタスに注目が集まっています。

しかし、ヒポポタスというポケモン自体はまだほとんど開拓が進んでいないため、カバルドンとの比較も交えつつ耐久調整を考察していきたいと思います。

これからヒポポタスを育成しようと思っている方々の参考にしていただければ幸いです。

なお、これ以降の計算は全てしんかのきせき持ち前提で考察しています。

 

 

調整案① わんぱくHB特化

努力値:252-0-252-0-4-0

実数値:175-92-143-x-63-52

物理耐久指数=37450←HBカバルドンは40205

特殊耐久指数=16450←HBカバルドンは19995

 

物理耐久ライン

・補正なし252振りパッチラゴンの逆鱗を確定2耐え(41.7〜49.7%)

・補正あり252振りウーラオスの水流連打を確定耐え(75.4〜92.5%)

・補正あり252振りマリルリの威力130ダイストリームを75%で耐える(86.8〜104.0%)

特殊耐久ライン

・補正なし252振りサザンドラの流星群を確定耐え(78.8〜93.1%)

・補正なし無振りアシレーヌの熱湯を確定耐え(82.2〜97.1%)

 

耐久指数からわかるように、輝石込みでもカバルドンより耐久値が低い。

しかし、HBに特化することで持ち物補正のないパッチラゴンにも後出しが効き、ほとんどの物理技を耐えられるほどの物理耐久は確保できる。特殊耐久は心許なく、弱点を突かれなければだいたいの攻撃を耐え、弱点を突かれれば耐えない程度の耐久になっている。

この振り方の1番の強みは、現環境トップであるパッチラゴンに対して非常に強いというところにある。ダイドラグーン以外には後出しからあくびを入れることでアドが取れる。

物理に厚い振り方をする場合、ダメージ計算で示すように数値がカツカツなので、HB特化で振り切ることを推奨する。

 

調整案② しんちょうHD特化

努力値:252-0-4-0-252-0

実数値:175-92-99-x-103-52

物理耐久指数=25900←HDカバルドンは29885

特殊耐久指数=26950←HDカバルドンは29240

 

物理耐久ライン

・補正あり252振り珠パッチラゴンの威力140ダイドラグーンが確1(100.5〜118.2%)

特殊耐久ライン

・補正あり252振り水ロトムハイドロポンプを確定耐え(80.0〜96.0%)

 

HBと同様、HDでもカバルドンより柔らかい。

耐久の目安になると思い、HD特化での耐久ラインについて考えたが、正直言ってこの調整は非常に弱い。

カバルドンをHDベースにする1番のメリットは、「物理にも特殊にも行動保証を確保できること」だが、ヒポポタスはHD特化にすると物理耐久が足りなくなってしまう。ダメージ計算から、この調整ではヒポポタスにとって最大の仮想敵であるパッチラゴンへの行動保証が確保できていないことがわかる。その点がこの調整の大きな弱点である。

このことを踏まえ、ヒポポタスの調整案③を提案する。

 

調整案③ わんぱくHDベース

努力値:252-0-60-0-196-0

実数値:175-92-116-x-87-52

 

物理耐久ライン

・補正あり252振り珠パッチラゴンの威力140ダイドラグーンを最高乱数切り耐え(84.5〜100.5%)

特殊耐久ライン

・補正あり252振りアシレーヌうたかたのアリアを75%で耐える(86.8〜104.0%)

・補正あり252振り水ロトムハイドロポンプを31.3%で耐える(96.0〜113.1%)

 

仮想敵であるパッチラゴンの最大打点を確実に耐えられる物理耐久を確保しつつ、残りを特殊耐久に回した。この調整にすることで、パッチラゴンへの行動保証を確保しつつ、一致弱点の特殊技でも耐えるほどの特殊耐久も確保できる。

ダメージ計算では、特殊耐久は若干足りてないように見えるかもしれないが、Cに振り切っている個体数やハイドロポンプの命中率も踏まえれば、水ロトムに対しても比較的良い確率で1回は行動できる。

この調整では行動保証があるために出し負けしにくく、初手性能が非常に高いと言える。起点作りヒポポタスを使いたい場合、この調整がベストだろう。

しかし、後出し性能はないので対面系の構築に入れるのが望ましい。

 

技構成

確定技:あくび・ステルスロック

攻撃技:じしん・がんせきふうじ・じわれ から選択

補助技:ふきとばし・なまける

ヒポポタスをわざわざ採用する理由は、あくび+ステルスロックによる起点作りであるため、この2つは確定になる。

攻撃技は、安定打点のじしんはもちろん、起点回避のがんせきふうじや一撃必殺のじわれも十分選択肢になるだろう。

補助技は、基本的に起点回避のふきとばし推奨だが、HB特化なら受け切れる相手も多いためなまける採用も考えられる。

 

素早さ調整案

S無振り→4振りカビゴン抜き

S28振り→無振りドヒドイデ抜き

耐久がカツカツなので無振り推奨だが、じわれを搭載する場合は試行回数を稼ぐため、無振りドヒドイデ抜きまで素早さに振るのもあり。

 

まとめ

今回は調整案を3つ載せたが、②のHD特化は弱いため、①の物理に厚く後出しも可能なHB特化と、③の物理と特殊の両方に行動保証が確保できるHDベースの2択になるだろう。使う構築に合わせて選ぶとよい。

 

ここまで読んでいただきありがもうございました!ぜひ参考にして育成してみてください!

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前回記事:アシレーヌ撃退型ゲップサザンドラ

最終11位の構築記事:スカーフエアスラ運ゲスタン

【ポケモン単体考察1】アシレーヌ撃退型ゲップサザンドラ

サザンドラアシレーヌに弱すぎて悲しくなったので、対面で勝てる型を考えてみました。

汎用性はありません。

 

サザンドラ@ロゼルのみ(フェアリー半減きのみ)

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特性:ふゆう

性格:ひかえめ

努力値:124-0-4-116-188-76

実数値:183-x-111-176-134-128

技構成:ゲップ・わるだくみ・りゅうせいぐんあくのはどう

調整意図

H-D→C特化アシレーヌのムンフォを最高乱数切り耐え

C→11n(悪巧みゲップでH振りアシレーヌ余裕の確1)

S→準速パッチラゴン抜き

 

マリルリのじゃれつくは耐えません。

ダイマックスは知りません。

※タスキアシレーヌは知りません。

※チョッキアシレーヌは知りません。

※メガネアシレーヌは知りません。

※スカーフアシレーヌは知りません。

 

【結論】サザンドラアシレーヌに勝つのは難しい!

 

最終11位の構築記事:スカーフエアスラ運ゲスタン